レーザー治療によるほくろ除去について

レーザー治療によるほくろ除去について

ほくろが増えたり大きくなると人目が気になりますよね。そんなお悩みをお持ちの皆さん、ほくろをレーザーで除去できる治療があることをご存知ですか?

痛みもほとんどなく、簡単にほくろが除去できるレーザーには3つの種類があります。この記事では、ほくろ除去で用いられるレーザー治療について解説します。

ほくろ除去に用いるレーザーの種類

あなたが日頃気にしているほくろをレーザーで除去することは可能です。どんなレーザーによる施術方法を選ぶかは、一人ひとりのほくろの状態や希望にあわせて選択されます。

一般的に用いられるのは、「炭酸ガス(CO2)レーザー」「YAGレーザー」「Qスイッチルビー」の3種類。それでは、3種類のレーザーについて解説します。当院では、CO2レーザーを用いてほくろ除去の施術を行っております。

炭酸ガス(CO2)レーザー

ほくろ除去でもっとも一般的に用いられるレーザーが「炭酸ガス(CO2)レーザー」です。レーザーによって、ホクロ細胞とメラニン色素を気化して飛ばす(蒸散させる)ことができます。

蒸散させることで、患部の周囲に熱を広げることなくレーザー照射が可能。色素沈着などの施術痕(せじゅつこん)を最小限に抑えられることが、炭酸ガス(CO2)レーザーのメリットです。

炭酸ガスレーザーで除去した後は、その後かさぶたとなり、1~2週間後には自然にはがれていきます。

まれに、ほくろ細胞が深部にまで至る場合、レーザー治療後にほくろが再発するケースもありますが、そのようなケースでも再度、炭酸ガスレーザーで施術することができます。

当院の「ほくろ除去の症例写真」をご紹介します。

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YAGレーザー(ヤグレーザー)

YAGレーザー(ヤグレーザー)とは、特定された色素だけに反応し吸収するレーザーです。できはじめのほくろで比較的色も薄めの場合は、最初からYAGレーザーで治療することができます。

また、炭酸ガス(CO2)レーザーでメラニンの色素が取りきれなかった場合もYAGレーザーを使いシミ取りのレーザーを照射して、メラニン色素だけを取り除くことができます。ほくろの除去だけを目的としない”術後の美しさにこだわる方”には最適な方法です。

Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーの特徴は、メラニン色素の吸収率が高い波長帯を持つレーザーであるということです。そのため、ほくろのみならずアザやシミなどの色素除去に効果を発揮します。

また、レーザー光の高いパワーを利用するため、ほくろの周辺組織の熱損傷や傷なども残すことなくメラニン色素だけを選択して破壊してくれるレーザーです。

QスイッチルビーレーザーはYAGレーザーと併用して使われることが多く、2つを合わせることでほくろ除去をより綺麗に行なうことができます。

炭酸ガス(CO2)レーザー治療時の術後経過

ここまで3種類のレーザーをご紹介しましたが、なかでも炭酸ガス(CO2)レーザーの利用が多い印象です。

炭酸ガス(CO2)レーザー法は、日数とともに傷跡は目立たなくなりますが、術後は穴のような跡ができることがあります。では、日数別にどのような術後経過を辿るのでしょうか。

施術直後

施術直後は患部に穴が開いたような状態になります。処置としては傷口に薬を塗って1週間~10日程度テープで傷口を保護。その後にはかさぶたとなりますが傷口というほどではありません。特別な痛みもなく、テープのままシャワーを浴びたり洗顔もできます。テープは剥がれなければそのままで、剥がれてしまった場合は貼り直します。

施術1週間後

まだ赤みは残っていますが痛みなどはありません。赤みが消失するまでの間、日焼け止めを使用して頂きます。

施術1ヶ月後

傷痕は、ニキビの痕程度までに回復しています。レーザー照射による凹みはまだ元通りとはいきませんが、ほぼ平らになります。
まだ、赤みも残るため傷口の日焼けは厳禁なため、日焼け対策は必須です。
赤みが取れるのが個人差がございますが、1~3ヶ月ほどかかります。

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まとめ

ほくろ除去を行うレーザー治療には、大きく3種類があることをご説明しました。一般的には炭酸ガス(CO2)レーザー法がもっとも多く用いられます。

サイズや形状、深さなどが個別に異なりますので、クリニックの医師に相談のうえ、適切な治療法を進めていくようにしましょう。また、術後は傷跡がどうしても残ってしまいますが、経過とともに傷跡は目立たなくなっていくので、安心してクリニックの施術を受けられてください。

・ほくろ除去で用いられるレーザーは「炭酸ガス(CO2)レーザー」「YAGレーザー」「Qスイッチルビーレーザー」の3種類(当院ではCO2レーザーのみ)。
・一般的には、炭酸ガス(CO2)レーザー法が主流
・レーザーによる術後の赤みは個人差がありますが1~3ヶ月ほどで目立たなくなる

ほくろ・いぼでお悩みなら美容皮膚科のKM新宿クリニックにお気軽にご相談ください。