シミ・そばかす内服治療

医療機関だからできるスキンケア

年を重ねるごとに気になってくるしみ・そばかす。この症状は、人によって様々な原因があります。

しみ・そばかすが生まれる原因

お肌にとって、紫外線から肌を守るためのメラニン。黒褐色をしているこの色素は、お肌の基底層で作られ、真皮層、表皮へと移動していきます。通常はお肌のターンオーバー作用で角質となり、汚れとして落ちていきます。しかし、何らかの原因でターンオーバーが上手くいかず、メラニンが表皮へ出てこず、肌の奥でとどまってしまいます。これがしみやそばかすが生まれる原因です。

紫外線
小さなころから浴びた紫外線により、肌の中には、メラニンがどんどんと蓄積されていきます。若い頃は新陳代謝が良いため、メラニンも消えやすいですが、年を重ねると新陳代謝が悪くなり、ターンオーバー機能が低下します。その結果肌の奥にメラニンが残りしみやそばかすになります。
精神的ストレス
メラニン細胞は、脳下垂体からの命令で分泌されるホルモンにより生成されます。精神的ストレスが溜まると、このホルモンが異常分泌され、メラニンが過剰に増えてしみ・そばかすを作り出します。
食生活
食生活が乱れると、体質によっては、メラニン色素が増えてしまいます。その結果、しみ・そばかすが増えていきます。

こんな方におすすめ

  • 美白・美肌を目指したい方
  • シミ、そばかす、くすみのケアをお考えの方
  • レーザー治療や外用薬を使用してお肌のケアを行っている方
  • レーザー治療や痛みを伴う治療に不安を感じる方

しみ・そばかす治療薬

シミ内服セット

ビタミンC

ビタミンCが持つ、抗酸化作用により、シミの原因であるメラニンの生成を抑制し、皮膚のコラーゲンの生成を促進します。

トラネキサム酸

トラネキサム酸には抗炎症作用、色素沈着抑制効果があります。 メラニンを作り出す前にメラノサイト(色素細胞)に働きかけ、肝斑、シミを改善していきます。

ビタミンE

ビタミンEは高い抗酸化作用があります。メラニンの元であるアミノ酸が酸化することでシミが出来るため、抗酸化作用のあるビタミンEを摂取することによってシミを出来にくくしていきます。

美肌内服セット

ビオチン

ビタミンHとも呼ばれ、アレルギーや痒みの原因である「ヒスタミン」を体外へ排出する働きがあります。また、コラーゲン生成を手助けする働きもあるため、皮膚の再生力を高める効果があります。

ハイチオール

メラニンの生成を抑制し、ターンオーバーを促進することで出来てしまったメラニンを体外へ排出する働きがあります。体内でコラーゲン生成を促すため肌のハリが期待できます。

メディカルコスメの治療法

メラフェード(Tローション、モイストエッセンス、エマルジョン)

しみやくすみ、また、肝斑などメラニン色素の定着によって起こるお肌の変化におすすめなのが、メラフェードです。シリーズ展開している商品です。

Tローション

トレチノイン0.1%&ハイドロキノンも4%配合されているので、美白効果も期待できます。

モイストエッセンス

高濃度ヒアルロン酸が配合されておりお肌に潤いを閉じ込める保湿効果があります。

エマルジョン

αアルブチンやリン酸アスコルビン酸Mgが配合されています。これらの成分は、しみやそばかすの原因となるメラニン細胞の生成を抑える効果を持っています。

内服治療の概要

内服治療の目的は、しみやそばかすの色素沈着を改善し、肌のトーンを均一にすることで自信を持って日常生活を送ることができるようになります。内服薬を服用することで、シミの改善だけでなく、同時に美白効果やニキビなどの肌トラブルの予防も期待できるため、総合的な肌の健康を促進します。

治療の基本として、内服治療はメラニンの生成を抑制し、既に生成されたメラニンを還元することで、しみを薄くする効果があります。トラネキサム酸などの成分がメラニンの生成を抑え、シミの改善に役立ちます。長期的な視野でシミの予防と改善を図っていくと良いでしょう。

内服治療のメリットは、外用薬と異なり、全身に作用するため、広範囲のしみに対して効果的である点です。治療を継続することで肝斑やそばかすなど、特定の部位に限らず、全体的な肌のトーンを改善することができるので、より均一で美しい肌を手に入れることができるでしょう。

治療の適応として、内服治療は特に肝斑やそばかす、炎症後色素沈着に対して有効とされています。これらの症状は、紫外線やホルモンバランスの影響を受けやすく、内服薬によるアプローチが効果的です。シナールやトラネキサム酸を併用することで、より高い効果が期待できるため、自分の肌の状態に応じた治療を受けることが大切です。

シミ治療薬の種類

シナールは、ビタミンCとパントテン酸カルシウムを含む複合ビタミン剤で、メラニン生成を抑制する効果が期待されています。ビタミンCは抗酸化作用を持ち、肌の老化を防ぐ役割も果たします。シナールを定期的に摂取することで、シミやそばかすの予防に役立ち、肌のトーンを均一に保つことが可能です。成人は1回1〜3錠を1日1〜3回服用することが推奨されています。

トラネキサム酸は、シミや肝斑の治療において非常に効果的な人工アミノ酸です。この成分は、メラニン生成を抑制し、同時に炎症を軽減する作用があります。肝斑に対して効果を示し、内服薬としての使用が推奨されています。服用を続けることで、肌の色素沈着を改善し、明るい肌を取り戻すのに役立つでしょう。

ユベラは、ビタミンEを主成分とし、肌の代謝を促進することでしみやそばかすの改善に役立ちます。ビタミンEは抗酸化作用が強く、肌の健康を保つために重要な栄養素です。ユベラを内服することで、肌の血行が良くなり、メラニンの生成を抑える効果が期待できます。肌のトーンが均一に保ち、明るさが増すことが期待できるでしょう。

ハイドロキノンは、シミ治療において非常に効果的な外用薬です。この成分は、メラニン色素の生成を抑える働きがあり、特に肝斑や炎症後色素沈着の改善に用いられます。ハイドロキノンを使用することで、肌の色素沈着を効果的に軽減し、明るい肌を取り戻すことが可能です。

トラネキサム酸の効果

トラネキサム酸は、メラノサイトの活性化を抑制することで、メラニンの生成を減少させる効果があります。トラネキサム酸がプラスミンの生成を抑えることにより、メラノサイトの活性化を防ぎ、シミの発生を抑制します。トラネキサム酸はシミや肝斑の治療のほか、美白成分として広く使用されております。

トラネキサム酸は、プラスミンの生成を抑えることで炎症を抑制し、シミの悪化を防ぐ効果があります。特に、紫外線による肌の炎症や、炎症後の色素沈着に対しても有効であり、シミの予防や改善が期待できます。

トラネキサム酸は、肝斑の治療において高い効果を発揮し、臨床研究によれば、2ヶ月以上の服用を続けることで、肝斑の改善が期待できるとされています。市販薬の「トランシーノEX」など、トラネキサム酸を含む製品は、肝斑の治療において広く使用されており、一般用医薬品(OTC医薬品)として手軽に利用できるお薬となっています。

トラネキサム酸の継続的な服用は、肌全体のトーンを明るくする美白効果をもたらします。研究によると、トラネキサム酸はメラニンの生成を抑えるだけでなく、肌の透明感を向上させることが示されています。このため、トラネキサム酸は内服薬としてだけでなく、化粧品や外用薬としても人気が高まっています。

シナールの使用方法

内服薬の服用量は、通常、成人の場合、1回1〜3錠を1日1〜3回服用することが推奨されています。年齢や症状に応じて調整が可能であり、特にシミやそばかすの治療においては、個々の体質や状態に合わせた服用が重要です。シナールなどのビタミン複合剤は、メラニン生成を抑える効果が期待できるため、適切な服用量を守ることが効果的な治療につながります。

服用タイミングについては、食後や就寝前に服用することが推奨されています。薬の吸収が最適化され、効果を最大限に引き出すことが可能です。また、飲み忘れた場合には、気づいた時にすぐに服用することが大切ですが、次の服用時間が近い場合は1回分を飛ばすと良いでしょう。このような注意点を守ることで、過剰摂取を避け、薬の効果を安定させ治療効果を高めることができます。

効果的な服用方法としては、継続的に内服することが大切です。シナールやトラネキサム酸などの内服薬は、メラニン生成を抑制し、抗酸化作用を発揮することで、シミやそばかすの改善に役立ちます。さらに、これらの薬は皮膚細胞の老化を防ぎ、コラーゲンの生成を促進するため、肌のハリを保つ効果も期待できます。したがって、定期的な服用が美白効果を効果的に引き出すポイントとなります。

副作用と注意点

トラネキサム酸は、シミや肝斑の治療に広く用いられていますが、いくつかの副作用が報告されています。主な副作用には、消化器系の不調として吐き気や下痢、食欲不振が含まれます。また、アレルギー反応として発疹やかゆみが現れることもあります。これらの副作用は一般的には軽度ですが、症状が持続する場合は医師に相談しましょう。

シナールもまた、しみやそばかすの治療に用いられる薬剤ですが、いくつかの副作用が報告されています。胃の不快感や下痢などが見られる場合があります。通常、これらの副作用は軽度であり、服用を続けることができることが一般的です。シナールはビタミンCを含むため、肌の健康を促進する効果が期待されますが、服用中に不快な症状が現れた場合は、医師にご相談ください。

内服薬を使用する際には、他の薬との併用に注意が必要です。例えば、トラネキサム酸は血栓症のリスクを高める可能性があるため、他の抗凝固薬や血栓形成に影響を与える薬剤と併用する場合は、注意が筆量です。内服薬で、体に異常を感じた際には速やかに服用を中止し、医師に相談すると良いでしょう。

治療の効果と期間

内服治療の効果は、即効性がないため、患者は2〜3ヶ月以上の継続的な服用が必要です。この期間中、体内での成分の蓄積が進み、徐々に効果を実感できるでしょう。トラネキサム酸やシナールなどの内服薬は、シミの薄化や新たなシミの予防に役立ちます。焦らず根気強く治療を続けることが大切です。

内服治療によって期待される効果には、しみの薄化や新たなしみの予防、美白効果が含まれます。トラネキサム酸はメラニンの生成を抑制することで、色素沈着を減らす効果が期待されます。肌のトーンが改善され、明るさがアップすることが実感できるでしょう。

治療期間の目安としては、効果を維持するために長期的な服用が推奨されます。一般的には、3ヶ月程度の服用が効果的とされております。定期的な診察を受けることで、効果の確認と個々の症状に応じた対応が可能になります。

内服治療の効果には個人差があり、食生活や睡眠、ストレス管理などが肌の健康に影響を与えるため、肌の状態や生活習慣によってその現れ方が異なります。したがって、個々の状況に応じたアプローチが求められます。

市販薬と処方薬の違い

市販薬は、手軽に購入できる利点があり、特に軽度の症状に対して使用されることが多いです。これらの薬は、処方薬に比べて副作用のリスクが低いものの、効果も相対的に弱い場合があります。市販薬は、一般用医薬品として分類され、リスクに応じて異なる区分が設けられています。

処方薬は、医師の診断に基づいて処方されるため、比較的市販薬より高い効果が望まれます。これらの薬は、特定の病状に対して強力に作用するよう設計されており、ひとり一人の症状に応じて個別に選ばれます。しかし、副作用のリスクも高まるため、医師や薬剤師による適切な管理が必要です。処方薬により、個々の健康状態に応じた最適な治療を受けることが望まれます。

治療法を選ぶ際には、効果と手軽さのバランスを考慮することが大切です。効果を重視する場合は、処方薬を選ぶことが推奨されますが、手軽さを求める場合は市販薬が適しています。特に、日常生活において簡単に取り入れられる市販薬は、忙しい現代人にとって魅力的な選択肢と言えます。自分のライフスタイルや症状に応じて、最適な方法を選ぶと良いでしょう。

最適な治療法を選ぶためには、医師の診察を受けることが大切です。個々の症状や体質を考慮し、医師による診断とアドバイスを受けることで、より効果的な治療が期待できるでしょう。

内服治療の推奨方法

しみやそばかすの内服治療において、効果を実感するためには、継続的な服用が効果的です。シナールやトラネキサム酸といった薬剤は、数ヶ月にわたって服用することで、その効果が徐々に現れます。これらの薬は、メラニンの生成を抑制し、肌の状態を整える役割を果たしますので、定期的に服用を続けることが、治療の成功に繋がります。

内服治療の効果を引き出すためには、生活習慣の改善も大切です。紫外線対策など日常的に日焼け止めを使用し、外出時には帽子やサングラスを着用することで、肌を守ることができます。また、バランスの取れた食事や十分な睡眠も、肌の健康を保つために有効です。これらの生活習慣を見直すことで、内服治療の効果を高めることが期待できます。

内服治療を始める前には、医師との相談の上、個々の肌の状態や生活習慣を考慮し、ひとり一人に合った最適な治療法を受けることが望まれます。シミやそばかすの原因は人それぞれ異なるため、医師とのコミュニケーションを通じて、自分に合った治療法を見つけることが、効果的な治療への第一歩となります。

内服治療を行う際には、副作用の管理も重要なポイントです。トラネキサム酸やシナールなどの薬剤は、一般的には安全性が高いとされていますが、まれに副作用が現れることがあります。例えば、吐き気や食欲不振、皮膚の発疹などが報告されています。これらの症状に気づいた場合は、すぐに医師に相談し、適切な対応を取ると良いでしょう。

料金

シミ内服セット(1ヶ月分)
7,150円
美肌内服セット(1ヶ月分)
7,700円
【メラフェード】Tローション
16,500円
【メラフェード】モイストエッセンス
13,200円
【メラフェード】エマルジョン
19,800円
【メラフェード】3点セット
30,800円

価格はすべて税込表記です。
初診料:2,200円、再診料:1,100円
治療内容によっては、薬代・麻酔代が別途必要です。
当院の治療はすべて自由診療です。(保険適応はございません)

シミ・そばかす

  1. シミ・そばかす内服治療

    年を重ねるごとに気になってくるしみ・そばかす。この症状は、人によって様々な原因があります。 し…

  2. フォトシルクプラス

    治療を続けることで「しみ・そばかす」が減り、さらに肌の水分保持効果が高まります。その結果、美肌や美白などの効果を実感できます。この…

  3. ピコシュア

    ピコシュアは、肝斑・くすみ・しみ・小じわ・色素沈着(レーザー・火傷・外傷等)等に効果がある治療です。ピコレーザーの中でも、レーザー…

  4. ハイドラフェイシャル

  5. アクネスニードル