タトゥー除去は、大きく分けて「次世代型ピコレーザー(レーザー治療)」と「タトゥー切除法(外科手術)」の2つの方法があります。

タトゥー除去は、大きく分けて「次世代型ピコレーザー(レーザー治療)」と「タトゥー切除法(外科手術)」の2つの方法があります。
ピコレーザーは、ピコ秒単位の短いパルス幅でレーザーを照射する先進的な技術です。この技術により、従来のレーザー治療では難しかった細かい色素粒子を効果的に破壊することが可能となります。具体的には、ピコレーザーは衝撃波を利用して皮膚に浸透したインク粒子を粉々にし、体内の自然な代謝によって排出されるのを促進します。このため、治療回数が少なくて済み、さまざまな色彩のタトゥーの除去においては特に高い効果を発揮します。
従来のQスイッチレーザーと比較して、ピコレーザーはより短い時間で高いエネルギーを与えることができ、色素を効果的に除去します。Qスイッチレーザーでは7回から15回の治療が必要とされるのに対し、ピコレーザーではその半分の回数で済むことが多いです。この効率性は、患者にとって時間的な負担を軽減し、経済的な負担も軽くする要因となります。さらに、治療後の肌の回復も早く、消えムラや治療跡が残る心配がほとんどありません。
タトゥーを消すには、それなりの決意が必要かと思います。「消したいけれど、どうしたら良いのか?」とタトゥーや刺青除去で不安を抱えていませんでしょうか?当院で採用している医療用刺青除去機「ピコシュア」は、アメリカのサイノシュアー社によって世界で初めて開発された医療用ピコレーザー機です。本機は、刺青・色素性病変・しわ・にきび跡等の治療においてFDAの認可を受けております。
進化したタトゥー除去レーザー治療機(ピコシュア)
ピコレーザーは、黒系のタトゥーだけでなく、カラータトゥーにも対応可能な点が大きな特徴です。従来のレーザー治療では、特に色の濃いタトゥーに対して効果が高い一方で、明るい色や複雑な色合いのタトゥーには限界がありました。しかし、ピコレーザーは幅広い色に反応し、色素を細かく分解することで、さまざまな色のタトゥーを効果的に除去することができます。この特性により、より多くの患者が満足のいく結果を得られる可能性が高まります。
ピコレーザーの最大の利点は、肌へのダメージを最小限に抑えつつ、効果的にタトゥーを除去できる点です。照射時間が非常に短いため、周囲の組織に対する影響が少なく、選択的に色素粒子を破壊することが可能です。このため、治療後の赤みや腫れが軽減され、患者の回復も早くなります。さらに、施術後のケアも簡単で、日常生活に支障をきたすことが少ないため、多忙な現代人にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
カラータトゥーに関しても、ピコレーザーは3〜5回の治療でかなりの効果を発揮します。従来のレーザーでは除去が難しかった色合いも、ピコレーザーの技術によって対応可能となりました。特に、青や緑、赤などの色素に対しても効果的で、これにより多様なデザインのタトゥーを持つ人々にとって、選択肢が広がります。治療の際は、色素の種類やタトゥーの深さに応じて、適切な照射設定が大切です。
従来のレーザー治療では、黒や茶色の濃い色にしか効果が薄かったため、カラータトゥーの除去は外科的手術が主流でした。しかし、ピコレーザーの登場により、様々な色のタトゥーに対しても効果的な治療が可能となりました。特に、ピコレーザーは色素の粒子を微細に破壊する能力があり、色の濃淡に関わらず、均一に除去することができます。より多くの治療の選択肢の幅を増やすことが可能になりました。
粒子レベルで破壊できるのでカラータトゥーにも対応
治療回数が従来レーザーの半分
ピコレーザーは、黒いタトゥーを5〜10回の治療で効果的に薄くすることができます。この治療法は、従来のレーザー治療に比べて、より少ない回数で目に見える結果を得られるため、多くの患者にとって魅力的です。特に、黒いインクのタトゥーは、ピコレーザーの高い破壊力によって、短期間で効果を実感しやすいのが特徴です。治療の間隔は通常1〜2ヶ月で、患者の肌の回復状況に応じて調整されます。
ピコレーザーの大きな利点の一つは、治療後の色ムラや跡が残る心配が少ないことです。従来のレーザー治療では、照射後に色素沈着や脱色、さらには火傷跡が残ることが多く、患者にとっては大きな懸念材料でした。しかし、ピコレーザーはその照射技術により、皮膚へのダメージを最小限に抑えつつ、効果的に色素を除去します。安心して治療を受けることができ、治療後の美しい肌を取り戻すことが可能です。
ピコレーザーによるタトゥー除去は、一般的に3回から10回の施術が必要とされています。特に黒いタトゥーの場合、5回から10回の治療で効果が見られることが多いですが、カラータトゥーは除去が難しいため、3回から5回の施術でかなり薄くなることが期待されます。このように、施術回数はタトゥーの色や濃さによって大きく異なります。
治療のペースは通常、1〜2ヶ月に1回の間隔で行われます。このため、全体の治療期間は早くても3ヶ月、場合によっては10ヶ月に及ぶことがあります。特に、タトゥーの状態や患者の回復状況によっては、治療間隔を調整する必要があるため、医師との相談が重要です。これにより、最適な治療計画を立てることが可能になります。
タトゥーの色や濃さは、必要な施術回数に直接影響を与えます。特に、黒系のタトゥーは比較的除去が容易で、少ない回数で効果が得られることが多いです。一方、カラータトゥーは色によって反応が異なるため、特に青や緑などの寒色系は除去が難しく、より多くの施術が必要になることがあります。これらの要因を考慮し、個別の治療計画を立てると良いでしょう。
治療期間は、タトゥーの状態や患者の回復状況によっても変わります。一般的には、施術回数に加えて3〜4ヶ月の回復期間が必要とされます。これは、肌の状態を見ながら適切な間隔で施術を行うため、患者の肌が十分に回復する時間を確保するためです。したがって、治療を受ける際には、個々の状況に応じた計画を立てることが大切です。
ピコレーザーによるタトゥー除去後、患者はしばしば赤みや腫れを経験します。これは、レーザー照射によって皮膚が一時的に刺激を受けた結果です。通常、これらの症状は数日以内に自然に改善しますが、個人差があるため、注意深く経過を観察することが大切です。特に、施術後の肌は敏感になっているため、過度な摩擦や刺激を避けることが推奨されます。回復を促進し、さらなる肌トラブルを防ぐことが大切です。
ピコレーザー治療後、稀に色素沈着や瘢痕が残ることがあります。特に、肌のターンオーバーが低下している方や日焼けしやすい肌質の方は、色素沈着が起こりやすい傾向があります。これを防ぐためには、施術前後の紫外線対策が大切です。適切なスキンケアを行うことで、色素沈着のリスクを軽減し、肌の健康を保つことが可能です。
治療中の痛みは、麻酔クリームを使用することで大幅に軽減可能です。多くの患者は、施術中に感じる痛みを軽いと表現しており、麻酔クリームを塗布することで、より快適な治療を受けることができます。痛みの感じ方には個人差があるため、自分に合った麻酔方法を選ぶと良いでしょう。これにより、治療に対する不安を軽減し、安心して施術を受けることができるでしょう。
肌の状態によっては、ピコレーザー治療が適さない場合もあります。特に、アトピー性皮膚炎や重度の敏感肌を持つ方は、施術を受ける前に十分なカウンセリングが必要です。医師は、患者の肌質や健康状態を考慮し、最適な治療法を提案します。施術を受ける前に、自分の肌の状態を正確に把握し、必要に応じて他の治療法を検討することが大切です。安全マシンによる効果的な治療を受けることをおすすめいたします。
ピコレーザーによるタトゥー除去後は、患部を清潔に保つことが大切です。施術後の肌は非常に敏感で、外部からの刺激に対して脆弱な状態にあります。そのため、施術部位を清潔に保つことで、感染症のリスクを低減し、回復を促進します。また、紫外線からの保護も大切です。紫外線は色素沈着を引き起こす可能性があるため、日焼け止めを使用することが推奨されます。
治療後は、保湿や軟膏の使用が強く推奨されます。施術後の肌は乾燥しやすく、適切な保湿が行われないと、かさぶたや炎症を引き起こす可能性があります。低刺激の化粧水や保湿クリームを使用し、肌の水分を保持すると良いでしょう。さらに、保湿パックを取り入れることで、肌の回復を助けることができます。
治療後の肌は非常に敏感な状態になるため、刺激を避けることが大切です。特に、強い洗顔料やピーリング効果のある製品は避けた方が良いでしょう。肌をこすらず、優しく洗顔することが好ましいです。また、施術後は赤みや腫れが見られることがあるため、メイクを控えることも推奨されます。肌の回復を妨げることなく、治療効果を最大限に引き出すことが大切です。
適切なケアを行うことで、治療効果を最大限に引き出すことができます。施術後のケアは、個々の肌の状態や施術内容によって異なるため、定期的な通院やフォローアップを受けて、必要に応じて内服薬や外用薬を使用することで、肌の回復を促進することで、より良い結果につながります。
価格はすべて税込表記です。
初診料:2,200円、再診料:1,100円
治療内容によっては、薬代・麻酔代が別途必要です。
当院の治療はすべて自由診療です。(保険適応はございません)