ダイエット内服

飲むだけだから手軽に試せる

ダイエットを始めてみたいけれど、何から始めたらいいのか分からない。調べたダイエット方法は続かない。

そんな方には、「内服薬によるダイエット」です。メスで切られることや注射されることはなく、毎日お薬を飲むだけで痩せられるダイエット方法です。

内服薬によるダイエット

ダイエット効果を期待している薬剤には、脂肪吸収抑制剤のゼニカル、食欲抑制剤のサノレックス、利尿作用の防風通聖散(ボウフウツウショウサン)などがあります。

こんな方におすすめ

  • 痛みを伴う施術に抵抗がある方
  • 脂っぽい食事を好む方
  • ついつい食べ過ぎてしまう方
  • 便秘傾向である方
  • リバウンドしやすい方

ダイエット治療薬

ダイエット治療薬は、肥満症や体重管理を目的とした医薬品であり、主に以下の種類があります。

①GLP-1受容体作動薬: これらは食欲を抑制し、血糖値を下げる効果があります。代表的な薬にはリベルサス(経口)、オゼンピック、ビクトーザ、サクセンダなどがあります。特にリベルサスは2023年3月に厚生労働省により承認され、2024年4月から保険適用が開始される予定です。

②SGLT2阻害剤: 余分な糖を尿と一緒に排出することで体重減少を促進します。フォシーガやルセフィが代表的です。これらも糖尿病治療薬として使用されており、体重管理にも役立ちます。

③膵リパーゼ阻害薬: 食事から摂取した脂肪の吸収を抑える作用があります。ゼニカル(オルリスタット)が有名で、食事中の脂肪の約30%をカットすることができます。

④食欲抑制剤: サノレックス(マジンドール)が代表的で、食欲中枢に作用して食欲を抑えます。この薬は1992年に日本で初めて承認された食欲抑制剤です。

⑤ビグアナイド系: メトホルミンなどが含まれ、血糖値をコントロールしつつ体重管理にも寄与します。

これらの薬はそれぞれ異なるメカニズムで作用し、個々の患者の状態やニーズに応じて選択されます。特にGLP-1受容体作動薬は最近注目されており、その効果が期待されていますが、副作用や使用条件についても十分な理解が必要です

また、2024年4月から市販される「アライ」はゼニカルと同じ成分を持ち、一定の条件を満たすことで購入可能になります。このように、ダイエット治療薬は今後も進化し続ける分野です

ダイエット薬の種類

食欲抑制剤として知られるサノレックスは、主成分であるマジンドールが脳の食欲中枢に作用し、食欲を抑えることで摂取カロリーを減少させる効果があります。通常、成人は昼食前に1回1錠(0.5mg)を服用し、必要に応じて最大3錠(1.5mg)まで増量可能です。この薬は、肥満症の治療において特に効果的であり、食事量の減少を通じて体重減少を促進します。

脂肪吸収阻害剤の一つであるアライは、膵臓から分泌される脂肪分解酵素リパーゼの活性を阻害することで、食事中の脂肪の吸収を抑制します。この薬を使用することで、摂取した脂肪の約25%が便として排出されるため、体重管理に役立ちます。特に、食事制限を行いながらも好きな食事を楽しみたい方にとって、アライは有効な選択肢となるでしょう。

代謝促進剤は、体内のエネルギー消費を増加させることで体重減少をサポートします。これらの薬は、基礎代謝を高めることにより、日常生活におけるカロリー消費を増加させる効果があります。特に、運動と併用することでその効果を最大限に引き出すことができ、効率的なダイエットを実現する手助けとなります。

ゼニカル

体重コントロールの為に開発された抗肥満薬で、アメリカの食品医薬品局(FAD)で認可されている薬剤です。ゼニカルは、食事に含まれる脂肪の分解を行う消化酵素のリパーゼを阻害します。それにより脂肪の吸収を30%削減できるため、脂肪は吸収されずに便中に排泄されます。

サノレックス

抗肥満薬として日本の厚生労働省でも認められている医療用の食欲抑制剤です。食欲中枢の抑制と満腹中枢の刺激により、空腹感を感じにくく、少ない食事量でも満腹感を感じやすくします。その結果、食事量が減少するため必然的に体重減少します。

防風通聖散(ボウフウツウショウサン)

便通異常や浮腫があるときに処方される漢方薬です。利尿作用や便通作用もあり、余分な水分や老廃物を排出する働きがあります。また、食欲を増進させてしまうグレリンというホルモンの分泌量を低下させ、食事量を減らす働きがあります。

オゼンピックの効果と副作用

オゼンピックは、GLP-1受容体作動薬として知られ、食欲を抑制することで体重減少を促進します。この薬は、脳の満腹中枢に作用し、食事量を自然に減少させる効果があります。具体的には、食後の満腹感を持続させるために胃の排出を遅らせ、血糖値の急激な上昇を抑えることで、脂肪の蓄積を防ぎます。これにより、特に中高年層において、効率的なダイエットが可能となります。

オゼンピックの使用に伴う副作用には、食欲減退や吐き気、下痢、便秘、嘔吐などが含まれます。これらの副作用は一般的に軽度ですが、まれに重篤な副作用として低血糖や急性膵炎が報告されています。特に、低血糖はインスリン製剤やスルホニルウレア剤との併用時に注意が必要で、意識障害を引き起こす可能性もあるため、使用中は医師の指導のもとで慎重に管理することが求められます。

オゼンピックは、特定の条件を満たす肥満症の患者に対して使用されます。高血圧、脂質異常症、または2型糖尿病を有し、BMIが27kg/m2以上で2つ以上の肥満関連健康障害を持つか、BMIが35kg/m2以上の患者が対象です。オゼンピックは主にⅡ型糖尿病の治療薬として使用されますが、ダイエットで使用する場合にも、健康を害する可能性もあるため、肥満症の治療として使用する場合にも、医師の診断と処方が必要となります。

サノレックスの使用法

ダイエット治療薬の服用方法は、通常、成人の場合、1日1回、昼食の前に1錠を服用することが推奨されています。この方法は、食事の前に服用することで、食欲を抑制し、摂取カロリーを減少させる効果を狙っています。もし効果が不十分と感じる場合は、昼食と夕食の前にそれぞれ1錠ずつ服用することも可能です。服用のタイミングを工夫することで、より効果的なダイエットが期待できます。

服用期間については、一般的に2〜3ヶ月程度が適切とされています。この期間内に効果を実感できない場合は、一旦服用を中止することが推奨されます。再開する際は、少なくとも6ヶ月の間隔を置くことで、体が再び薬の効果を感じやすくなるとされています。適切な服用期間を設けることで、薬の効果を最大限に引き出し、依存症のリスクを軽減することが大切です。

ダイエット治療薬の副作用としては、口の渇きや便秘が最も一般的に報告されています。実際、約20%の人々が何らかの副作用を経験することがあるため、使用に際しては注意が必要です。これらの副作用は、薬が脳や自律神経に作用することによって引き起こされることが多く、体調に影響を及ぼす可能性があります。副作用が現れた場合は、速やかに医師に相談しましょう。

ダイエット薬の選び方

ダイエット薬の選択は、医師の指導の下で行うことが不可欠です。医師は患者の健康状態や体質を考慮し、最適な薬を提案します。例えば、ウゴービやサノレックスなどの医療用医薬品は、特定の条件を満たす患者に対して処方されることが多いです。これにより、患者は安全かつ効果的にダイエットを進めることができます。医師との相談を通じて、個々のニーズに合った治療法を見つけることが大切です。

体質に応じたダイエット薬の選択は、成功するダイエットの鍵です。食欲抑制剤や脂肪吸収阻害剤など、目的に応じた薬を選ぶことが大切です。例えば、サノレックスは食欲を抑えることで摂取カロリーを減少させる効果があります。一方、ウゴービはGLP-1受容体作動薬として、血糖値の上昇を抑えつつ脂肪の蓄積を防ぐ役割を果たします。これらの薬は、個々の体質やダイエットの目的に応じて使い分けることが求められます。

ダイエット薬を選ぶ際には、副作用の考慮が不可欠です。ウゴービやサノレックスにはそれぞれ特有の副作用があり、これを理解することでリスクと効果を比較しやすくなります。例えば、ウゴービは低血糖や消化器系の不調を引き起こす可能性があります。一方、サノレックスは口渇感や睡眠障害を引き起こすことがあります。ダイエットに関して個々の状況に合った治療内容を医師と良く相談の上治療に取り組みましょう。

保険適用と新薬情報

ウゴービは2024年2月22日から保険適用が開始され、肥満症の治療に新たな選択肢を提供します。この薬は、GLP-1受容体作動薬に分類され、特に高血圧や脂質異常症、2型糖尿病を有する患者に対して処方されます。適用条件を満たす患者に限り、医療保険が適用されるため、肥満症の治療において重要な役割を果たすことが期待されています。

新たに発売されたアライは、内臓脂肪を減少させる効果が期待されており、特に注目を集めています。この薬は、ウゴービと同じく肥満症の治療に用いられるもので、患者の体重管理をサポートします。アライの登場により、肥満治療薬の選択肢がさらに広がり、患者にとってより効果的な治療が可能になるでしょう。

ウゴービの保険適用には厳密な条件が設定されています。具体的には、BMIが27以上であり、かつ2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する恐れがあることが求められます。単なる体重減少を目的とした使用は認められておりません。医学的に必要な治療としての位置づけられており、ウゴービを保険適用にて利用するためにはこれら条件が必要となっております。

料金

サノレックス(30錠/1か月分)
16,500円
ゼニカル(1日2錠/4週間分)
14,784円
防風通聖散(48包/24日分)
5,280円
オゼンピック
22,000円

価格はすべて税込表記です。
初診料:2,200円、再診料:1,100円
治療内容によっては、薬代・麻酔代が別途必要です。
当院の治療はすべて自由診療です。(保険適応はございません)

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