ニキビ部位

首のニキビが冬にできやすいわけ

首のニキビが冬にできやすいわけ

首のニキビは、汗をかく夏だけでなく、乾燥しやすい冬にもできやすくなります。
冬は空気が乾燥しているため、肌のバリア機能が弱まり、皮脂が毛穴の中につまりやすくなります。
この記事では、首のニキビの原因と対策についてお伝えします。

人は首から老ける!

皮脂の分泌が増えて毛穴がつまると、アクネ菌が増えて首にニキビができやすくなります。
冬の首元やデコルテは、思っている以上に乾燥しています。
顔は毎日、保湿クリームなどでケアしていても、首やデコルテはケアをしていない人がほとんどのようです。
年齢は首に現れるとも「人は首から老ける」とも言われます。
首も顔のつながりとして、保湿ケアをおこないましょう。

アクネ菌対策

アクネ菌が増えないようにするには、皮膚の乾燥を防ぎ、バリア機能を高める保湿剤を用いて、ケアをしましょう。
薬局などでも薬用保湿剤は入手できますが、悪化するようなら皮膚科の受診をおすすめします。
首にニキビ跡が残ってしまうと、年齢以上に老けて見えるので、ニキビ対策は早めにおこないましょう。

首のニキビの原因

ニキビの原因は、毛根に詰まった皮脂です。その後、アクネ菌が繁殖してニキビとなります。
皮脂が詰まる原因には2つあり、一つは皮脂の過剰な分泌で、もう一つは新陳代謝の低下です。

なぜ、皮脂が過剰に分泌してしまうの?

皮脂は、毛根にある皮脂腺から分泌されますが、なんらかの加減で肌が弱っていると、通常より皮脂が多く分泌されます。
また、ストレスによるホルモンの乱れや、生理前なども皮脂の分泌が増えてしまい、ニキビができやすくなります。

新陳代謝の低下とは?

肌は、通常28日から30日くらいの周期(ターンオーバー)で生まれ変わりますが、加齢や睡眠不足、栄養不足など様々な原因で、代謝が悪くなってしまい、一旦できたニキビは治りにくくなります。これは、大人ニキビの特徴とも言えます。

首のニキビと冬の衣類との関係

冬は、多くの人が保温のために、首にマフラーを巻いたり、タートルネックのセーターなどを着ることで防寒対策をしますが、これが裏目に出てニキビの原因となってしまいます。
家を出るときには、ちょうど良い温かさであっても、駅まで速足で歩いたり、暖房の効いた電車に乗っているうちに、首に汗をかいてしまうことがあります。
それがもとで肌が炎症をおこし、ニキビの原因になってしまいます。
外出先でマフラーやセーターは脱ぐことができても、下着まで着替えることはできないので、首の詰まった裏起毛などのシャツはさけて、木綿やシルクの下着を選ぶようにしましょう。

冬の首のニキビ対策

冬は、室内を適度に加湿することが大事です。
加湿器がなくても、タオルなどを室内干しにしておくと、適度に加湿することができます。
また、寒いからといって布団をかぶって寝てしまうと、あごや首がシーツに触れてニキビの原因になってしまいます。
冬は汗をかかないからと寝具の洗濯をさぼると、寝具についた雑菌が首まわりについて、ニキビの原因になってしまうことがあります。

首にタオルを巻いて寝る

薄手の柔らかいタオルを首に巻いて寝ると、保温効果と同時に寝汗などを吸収する働きも得られます。

オールシーズン心がけたい首のニキビ対策

首にニキビができやすいのは、汗をかく夏や乾燥する冬ですが、年間を通じて首のニキビが気になるようなら、シャンプーの仕方やドライヤーの使い方に問題があるのかもしれません。
首についたシャンプーやコンディショナーが十分にすすげてていないと、雑菌が繁殖してニキビができてしまいます。
とくにコンディショナーはコーティング作用があるので、すすぎ残しがあると、肌トラブルの原因になってしまいます。
また、ドライヤーの熱風が首に直接あたると、肌の乾燥を招き、ニキビができやすくなります。
その他にも、年間を通じて紫外線対策は必要と言われていますが、首にUVクリームを塗る人は少ないようです。
首は顔の皮膚より柔らかなためダメージを受けやすく、首ニキビの原因となってしまいます。

活性酸素とニキビの関係

活性酸素は、肌を酸化させてしまう悪玉酸素分子のことで、ニキビやシワなどの肌トラブルの引き金になります。
活性酸素といえば、紫外線や大気汚染、電磁波などを思い浮かべますが、激しすぎる運動や、睡眠不足、食生活のかたよりなども活性酸素を増やす原因になります。
体の中に必要以上の活性酸素を発生せないためには、早寝早起きを心がけたり、レトルトやファストフードをよく食べているなら、なるべく手づくり食事にするなどで、活性酸素を遠ざけることができます。

まとめ

首のニキビは、汗をかく夏にできやすいと思われがちですが、乾燥しやすい冬にできやすく治りにくいのが特徴です。
「年齢は首に現れる」とはいうものの、首のケアは怠りがちです。
首も顔の延長と思い、これからは乾燥に注意をし、保湿クリームやUVクリームなどでケアしながらニキビが増殖しないように心がけましょう。

関連コラム